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中学生の天文分野理解度は? 必見!市川先生のアンケート調査結果報告 |
| 仙台市科学館の市川仁先生から、中学生の宇宙に対する理解度とその変化を探るべく実施したアンケート結果について報告を頂きました! Ms. Takataからのロンドン便りも届いています。連載なるか!? |
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生徒は宇宙をどう認識しているか−アンケートに見る生徒の宇宙観− 仙台市科学館 市川 仁
天体,宇宙に関する分野は,中学生にとって理解しにくい分野だといわれることが多い。そういったこともあってか,平成14年度からの新学習指導要領では,天文分野の内容を減じさらに従来中1で扱っていたが中3で扱うことに変更となった。仙台市内の全中学校では,1年時に仙台市天文台において天文台学習を行い,プラネタリウムを利用して天球と日周・年周運動等の学習をしているが,このような状況にあって,果たして生徒の天文分野の理解は深まっていってるのであろうか。天文台学習の後の時点と,その約2年後の中3の秋の時点で,生徒の宇宙に対する理解はどのようなもので,どう変わっていったかをアンケートを行い実体を探ろうと試みた。 1 はじめに 2 アンケートについて 3 アンケート結果 (1)地球は動いていますか。動いているなら,どのような動きをしていますか。
自転や公転という用語は中1からかなり定着している。中3になると自転+公転が増える。中3の「その他」には,「反時計回りに回っている」が6人いた。中1で「知らない・無回答」が4人いたが,中3でも3人とほとんど変わっていない。 (2)月は動いていますか。動いているなら,どのような動きをしていますか。
中1では「知らない」と「動いていない」が1/5ずついたが,中3では「動いていない」がほぼ同数,「知らない」の減った分が「地球の周りを公転」の増加分となっている。「上下・東西」は,実際に観察したときの動きそのままを書いていると思われる。「太陽の周りを回る」が中3でやや増加している。 (3)太陽は動いていますか。動いているなら,どのような動きをしていますか。
中1で見られた「地球の周りを公転」と「知らない」が中3で減り,「動いていない」が増えているのは,地動説を理解している生徒が増えたことになる。上の月の関する問いに比べると, 正しい理解をしている生徒が多いことがうかがえる。 (4)昼と夜はどのようにして起きるのですか。
中1でも半数以上が正しく理解している。「太陽が沈むから」という直感的回答が14%いる。実体験が原理には結びついていない様子がうかがえるが,中3では「知らない」とともに減少している。説明になっていないものに,「月や太陽は地球より速く動いているから」「月が日本付近に来ると夜,太陽が来ると昼」「昼は地球が太陽を通り,夜は月を通るから」というものがあり,直感的なところからうまく説明できないでいる。 (5)太陽系の図の中から,地球,月,太陽を1つずつ選びなさい。
木星と土星のみ記号化して表し,あとはすべて同じ大きさの小円で表されているのでわかりにくかったようである。中1では約1/3が地球が中心と考えているが,中3になると過半数が太陽が中心で地球の位置も正しく答えている。太陽に比べ地球と月の位置の理解が足りないのは,水星と金星の存在を知らないからだと考える。 (6)右の図で,なぜ地球が平らに見えるのですか。
中1では1/5,中3でも1/3しか正答はいない。中3になると「本当は平ら」「目の錯覚」は減少するが,その分「重力があるから」が増加する。地球は丸い→丸い表面に世界がある→地球の反対側の人が立っていられるのは重力があるから。という理解から,重力という不思議な作用が地球を平らに見せている原因でもあると考えたということだろうか。 4 考察 A中3になると,授業で扱う以前であっても宇宙に対する理解はかなり深まる。アンケート時点で5クラス中2クラスが天体の単元に2時間入っていた。その内容は,天球の概念と地球の自転・公転であるが,授業をしたクラスの正答が格段と増加しているわけではなく,授業の有無に依らず全体として向上していた。 B太陽が中心,地球が太陽の周りを公転ということは理解しているが,「月」はどこにあるのか理解していない。その理由は,太陽は空を動いている(日周運動)→でも実は,太陽の周りを地球の方が動いているんだ,と教わった→月も太陽と同じように動いている。小学校で学習した→じゃあ,月と太陽はどっちが中心なの? と,ここで思考が止まっているからではないだろうか。小4で,月の日周運動は観察させている。しかし現在の教科書では,月の満ち欠けの理由も扱わず,「月は地球の衛星」と当たり前のよう小さく出ているだけなのである。生徒は「動いて見える太陽が止まっているなら,月も止まっているのだろうか,自分で動きを観察したのに」と悩んでいるのではないだろうか。地動説をしっかり定着させるには,月をしっかり学習する必要がある。 5 今後に向けて までよろしくお願いします!
EGU会場 ウィーン国際会議場全景 EGU(European Geosciences Union:欧州地球科学連合) 講演会に参加しました。 |
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第9回IAUアジア太平洋地域会議(ARPIM2005)2005年7月26〜29日 会議では口頭発表に加えてポスターセッションも開かれ、その内容は、NASAで2005年1月に打ち上げられたDeepImpact探査機が送り出す衝突体が、7月4日にTemple1彗星に衝突(impact)する様子を東アジア各地で観測し、その結果を報告するというDeep impact報告会の他、教育・普及実践プログラムの紹介、各国の天文教育事情、高校生の交流会、地元の高校視察などを含む盛りだくさんのものになっています。参加されてみてはいかがでしょうか? 会議の趣旨・内容・申し込み方法についての詳細は次のページをご参照ください。第9回IAUアジア太平洋地域会議(ARPIM2005)「天文教育・普及」関連プログラムについて 申し込みの〆切は会議のホームページhttp://www.as.itb.ac.id/APRIM2005/から直接行う場合は2005年5月29日まで、国内申し込み取りまとめアドレス ( ) に必要事項を書いて送る場合は2005年5月22日までとなっています。 また、高校生および引率教諭への旅費援助プログラムも用意されています。ご興味のある方は以下のリンクをご覧ください。
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