第9回IAUアジア太平洋地域会議(ARPIM2005)
       2005年7月26〜29日 於インドネシア・バリ島
       「天文教育・普及」関連プログラムについて

はじめに
 国際天文学連合(IAU)の活動の一環として、アジア太平洋地域会議(APRIM)が3年に一度、各国まわりもちで開かれています。この会議では、当該地域で天文学研究・教育に従事する方が集まり、さまざまな分野における研究発表および天文教育・普及の報告がなされます。数ある国際会議の中で APRIMの一つの特色は、天文学の研究、教育、普及活動を特にアジア(太平洋)地域で行う にあたり生じる課題を共有し、共に進んでいく方策を議論することにあります。
 前回は東京で2002年7月に開かれ400人を越す参加がありました。次回は2005年7月26〜29日にインドネシアのバリ島で開かれることが決まっており、着々と準備が進められています。詳しくは、会議のホームページ
              http://www.as.itb.ac.id/APRIM2005
をご覧下さい.会議への参加・発表に、皆様のご協力とご支援をお願いいたします。

天文教育・普及特別セッション
 全部で9つあるサイエンスセッションの中の一つが、天文教育・普及セッションです。まだ確定ではありませんが、7月28日(3日目)と29日(4日目)午後に開かれる見込みです。アマチュアや高校関係者の出席を奨励するため、
本セッションのみに参加される方は通常250米ドルの登録料が免除となりま
す.なお、本セッション担当のSOC(科学組織委員会)は、インドのJ.V.Narlikar氏、インドネシアのB.Hidayat氏、それに嶺重です。
 日本国内では実に多くの方が、あるものは海外との連携をもって、さまざまな天文教育・普及活動を繰り広げておられます.これらのすばらしい経験を、アジア地域の人とも共有したいというのが私たちの基本的な考え方です.具
体的には以下の4本柱を考えています。

1.Deep impact報告会
 NASAが2005年1月に打ち上げられたDeepImpact探査機が送り出す衝突体が、7月4日にTemple1彗星に衝突(impact)する様子を東アジア各地で観測し、その結果を報告する.瞬間の輝きではなく、衝突後彗星から氷やダストが噴出し、それが太陽光を反射して彗星が劇的こ明るくなる様子を観測するので、小望遠鏡を用いた観測を考えると、東アジアはベストサイトになる可能性がある。

2.教育・普及実践プログラムの紹介
 各国における天文教育・普及の実情や実践プログラムの紹介を当事者が報告する。
 招待講演者として、縣(日本)、Hidayat(インドネシア)、Dadhich(インド)、Alsabti(イラク)の各氏が内定している。

3.各国の天文教育事情
 理科教育の教育課程や教科書に関するアンケートを作り、それを各国に送付して、それぞれの実情を記してもらい、まとめてポスターにする。その紹介の時間を設ける。

4.高校生の交流会
 2人×5ケ国=10人くらいの高校生を集め、各国の実情の紹介や今後の協力活動についての打ち合わせを行う。

ポスターセッション
 会議では、口頭講演プログラムに加えて、ポスターセッションが開かれます。
会議に参加の方は、(口頭とポスター合わせて)一人一件まで、発表ができます。
申込み方法については、末尾の「申込みの方法」の項目をご覧下さい。

地元の高校視察
 地元インドネシアで天文普及に従事しておられる方々が、あらかじめ選定したバリ島内の高校数カ所を、会議開催期間中(教育・普及セッションのある最終日を除く)にまわり、天文教育のトレーニングをするのに同行し、高校の先生や生徒らと交流をする計画があります(詳細は未定)。実習を受けた高校の先生や生徒らは、最終日の教育・普及セッションに招待され、簡単な報告を行うことになっています。これも参加は無料ですが、あらかじめご登録下さい。参加ご希望の方は、末尾の「申込みの方法」の項目をご覧下さい。

スター・パーティー
 会議最終日の夜に、地元インドネシアのアマチュア天文学者の会の主催で、スター・パーティーが開かれます。会場となるホテルから歩ける距離にある小島で、LOC がポータブル望遠鏡を8台用意します。(個人望遠鏡の持ち込みも歓迎します。)参加は無料です。

申込みの方法
 参加ご希望の方は、会議のホームページから登録ができますが、5月22日までに以下の情報を国内申し込み取りまとめアドレス()まで送って頂いても結構です。まとめて登録を行います。な お、天文教育・普及以外のセッションに出席される場合は登録料(250米ド
ル)が必要となりますので、ご注意下さい。
・姓名(漢字とよみがな(ローマ字で))
・所属(高校名等)、身分(教諭/学生の場合は学年)
・連絡先(住所、よみがな(ローマ字)、ファックス番号、Eメールアドレス)
・ポスター発表希望の有無(有る場合は、題名と概要も、ともに英語でお願いします)
・高校視察の参加希望(有・無)
・同伴者がある場合は、全員の氏名(漢字とよみがな)

募金のお願い
高校の先生方や生徒をAPRIM2005に派遣するための費用を、募金の形で集めます。ご協力して頂ける方は、以下の郵便貯金口座にお振り込みをお願いします。
      APRIM2005天文教育振興会 00940−1−163356
APRIM−2005における各種プログラムへの参加とご協力をよろしくお願いします。

   APRIM2005教育・普及セッション国内検討委員会
代表 嶺重 慎(京都大学・基礎物理学研究所)
   縣 秀彦(自然科学研究機構・国立天文台)
   有本淳一(京都市立塔南高等学校)
   黒田武彦(兵庫県立西はりま天文台)
   鈴木文二(埼玉県立春日部女子高校)
   高橋 淳(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)